東日本大震災復興祈念「伊藤若冲展」
国内外でも有名な画家ですよね。
名前は知らなくても、作品は見たことある!という方もいるのではないでしょうか?
私も若冲について詳しくは知らなかったので、理解を深めるためにも、福島県立美術館で開催中の伊藤若冲展に行ってまいりました!
伊藤若冲とは?
1716(正徳6)年、京都の青物問屋の長男として生まれた若冲は、家業のかたわら狩野派、中国の宋原画などを学び、絵師として独自の画風を確立していく。動物や植物など生きものたちの命の輝きを見つめ、その繊細なタッチと華美な着色に彩られた画風は見る人の心を捉えた。
京都に生まれた若冲は、江戸中期の有名な画家です。
水墨画が特徴で動物や植物の作品が多く、その中でも鶏の絵を得意としたそうです。
なぜ福島で展覧会が開催されたの?
若冲は、1788年に起きた天明の大火で故郷を失います。
また、福島も2011年に東日本大震災で甚大な被害を受けました。
その故郷に思いを馳せる経緯が似ていることから、福島で祈念展覧会が行われることになりました。
一時は風評被害に見舞われましたが、若冲展のおかげで全国から福島に足を運んでいただけ、県の復興とさらなる魅力に気づいてもらえる良い機会となりました。
伊藤若冲展基本情報
*開催日:2019年3月26日(火)〜2019年5月6日(月・祝)
*会場:福島県立美術館 企画展示室
*開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
*休館日:毎週月曜日(4月29日・5月6日は開館)
*観覧料:<当日>一般:1,500円・学生:1,100円 (高校生以下無料)<団体>一般:1,300円・学生:900円
※前売り券の販売は終了しています
アクセス方法
所在地:〒960-8003 福島県福島市 森合西養山1番地
*徒歩:福島駅東口から約2kmあり、25分ほどかかります。
*バス:福島駅東口9番ポールから、100円で乗れる路線バスがあるのでそちらもオススメ。
その際は、「ももりん2コース」と表示のあるバスに乗ると良いですよ。
*電車:福島駅から福島交通飯坂線に乗って、「美術館図書館前駅」で下車
*車:東北自動車道福島飯坂ICから約15分、福島西ICから約20分程度
*自転車:ダイユーエイトMAXの立体駐車場の出口付近から「ももりん自転車」を借りる事ができます。福島県立美術館までは5分ほど。
行った本人が語る現地レポート
実際に若冲展へ行ってみてわかった、駐車場や展覧会の現状をレポートしていきます!
駐車場に関すること
私は母や親戚と車で福島県立美術館へ。
平日の10時ごろ行きましたが、すでに満車で混雑している様子でした。
案内をしている人に、約1km離れたダイユーエイトMAXに駐車するよう言われました。
ダイユーエイトMAXは、福島駅東口付近の商業ビルで、最初の2時間は駐車料金が無料です。
多くの方がダイユーエイトMAXに駐車し、徒歩か電車で県立美術館へ向かっていました。
やはり、福島県立美術館は駐車場が少ないので、公共交通機関の利用が良いと思います。
展覧会の様子は?
福島県立美術館は、平日というのにかなり混雑していました。
学生も校外学習で訪れていて、若者からご年配の方まで幅広くいる様子。
ベビーカーや車椅子も無料で貸し出されていました。
また、西田敏行さんの音声ガイドを600円で聴く事ができるようで、作品を見ながら解説を聞くとさらに理解が深まるでしょうね。
若冲展の感想
若冲の作品は、墨の濃淡で動植物の質感を上手に表現されていて、触れてみたくなるような気分になりました。
また、人や動物の表情が愛らしく、どこか現代っぽさを感じて、若者でも楽しめそうです。
江戸時代の作品とは思えないほど大変ユーモアがあって素敵でした!
編集後記
今回は、福島市で大盛況の伊藤若冲展へ行ってみました!
平日でもかなり混んでいたので、土日やGWはさらなる混雑が予想されます。
お土産コーナーもありましたが、レジまで行列ができていました。
しかし、やはり見る価値ありの若冲展!
若冲の作品は見るものを惹きつけるユーモアさがあり、繊細で美しいものでした。
ぜひ、興味のある方は行ってみてくださいね。